ゲートウェイの冗長化

図のような、一つのネットワークにゲートウェイが複数ある場合を考える。 一般的なPCに設定できるデフォルトゲートウェイは一つだけであるため、 このようなネットワーク構成であっても、該当のゲートウェイが故障した場合、 外部ネットワークに接続できなくなってしまう。 (図の場合、Router #1に障害が発生すると、Router #2〜4が生きていてもムダである)

ルータが1台死んだだけで全滅する構成

これは大変ムダであるので、障害が発生していないゲートウェイに自動的に切り替わるようにしたい。 以下のようなプロトコルを利用することで、ゲートウェイの冗長化が可能になる。

HSRP

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HSRP VRRP GLBP 規格 Cisco独自 IETF標準 Cisco独自 RFC 2281 2338 Cisco独自 Helloマルチキャストアドレス 224.0.0.2 224.0.0.18 224.0.0.102 転送を行うルータ Active1台のみ
(他のルータは、1台がStandby
その他は役割なしのルータとなる
) Master1台のみ
(その他のルータは全てBackup扱いとなる) 全てのルータを用いてロードバランシング
ARP応答し、仮想MACを返すAVG1台、AVF 仮想IPアドレス 実アドレス利用不可 利用するインタフェースのものであれば実アドレス利用可能 実アドレス利用不可 仮想MACアドレス Ver1: 0000.0c07acXXを全台で共有
(XXはスタンバイグループ番号と同じ 0~256まで)
Ver2: 0000.0C9F.FXXXを全台で共有
(XXはスタンバイグループ番号と同じ 0~4095まで) 0000.5e00.01XXを全台で共有
(XXはVRIDと同じ 0~255まで) 0007.b400.XXYY AVF/AVGごとに一つ Priority デフォルトは100
最大のものがActiveに選定される デフォルトは100
最大のものがMasterに選定される デフォルトは100
最大のものがAVGに選定される Keep Alive HSRP Helloタイマー: デフォルト3秒 VRRPアドバタイズメント Interval: デフォルト1秒 GLBP Helloタイム Interval: デフォルト3秒 ダウンタイマー HSRP Holdタイマー: デフォルト10秒 VRRPマスタダウン Interval: デフォルト3秒 GLBP Holdタイム Interval: デフォルト10秒 Preempt デフォルトではdisable デフォルトでenable デフォルトでdisable ロードバランシング なし なし あり
(デフォルトはround robin) Helloマルチキャストアドレス 224.0.0.2 224.0.0.18 224.0.0.102 インタフェースダウン時の
トラッキング デフォルトではtrackingの設定なし。
trackingの設定を入れた場合、デフォルトではPriorityを10減算 デフォルトではtrackingの設定なし。
trackingの設定を入れた場合、デフォルトではPriorityを10減算 デフォルトweighting track値10
1~100

</table>

Written on December 17, 2011