VRRPによるゲートウェイの冗長化

HSRPはCisco独自なので、他ベンダの機器では利用できない。 IETF標準のVRRPというプロトコルがあるのでそれを利用する。 基本概念はHSRPとほぼ同じであるが、より一般的になっている。 差分についてはまとめページに。 このページでは動作概要を記載する。

1つのサブネットに接続される複数のルータで1つのVRRPグループを作成する。 VRRPグループはグループ番号で区別され、1つのネットワークに複数設定することもできる。 それぞれのVRRPグループに1台の仮想ルータが形成され、 ゲートウェイとしてルーティングを行う。

VRRP動作例

実際に処理を行うのはMasterと呼ばれるルータ1台で、 その他のルータはBackupとして扱われる。 選定基準を優先順位の高い順に並べる。

  1. 仮想ルータのIPアドレスを保持するルータ
  2. グループ内でプライオリティが最も大きい値を持つルータ
  3. 最もIPアドレスが大きいルータ

その他のルータは全てBackupルータとなる。 Backupルータはルーティング処理は行わず、 Masterルータがダウンした場合は上記の基準に従い次のMasterルータが選定される。

上図では、IPアドレス192.168.1.254を持つRouter 1がMasterに選定されている。 Router 1がダウンした場合、次のMasterルータに選定されるのはRouter 3となる。 設定については次ページ参照。

Written on December 22, 2011